うつ病のつらさとそれを乗り越えさせてくれた家族の支え

人生つらたんな体験談

2年前の夏、うつ病にかかりました。その少し前の梅雨時、何となく体がだるいな、疲れが取れないな、そう感じていたのが始まりだったようです。ただその頃ちょうどテレビで見た「梅雨バテ」という言葉、私もきっとそんなものだろうと思い、かかりつけの内科でニンニク注射を打ってもらいに通ったのですが、体調のすぐれない日はそれでも続きました。

心療内科でうつ病と診断

元気が出ない、食欲がない、気持ちが塞ぎ気味、そんな状態から抜けられなかったある日、先生から、うつ傾向にあるように見えること、専門の心療内科を受診してはどうかと勧められました。
自分がうつ病?最初は驚くばかりでした。私にとってのうつ病のイメージは、何か大きなショックを受けるとか大きな悩みを抱えた人がなるもの。そんな心当たりもない私がそんなはずはない、と思いました。
けれど体調はどんどん悪くなるばかり。うつ病をネットで検索したら思い当たる症状もある…それで紹介状を持って心療内科に行きました。問診の結果、うつ病ですね、との診断でした。

家族に迷惑をかけていると、泣いてばかり

当時一番つらかったのは、食事の支度ができない、ということでした。

メニューがまず思い浮かばない、台所に立っても何をどうしたらいいか分からない…パニックになりました。先生にお話しすると、うつ病になると段取り力がなくなる、料理を作るということは段取りが必要なので、その段取り力がなくなっているせいでしょうと。普段は好きな料理ができなくなり、食事は外食か、お弁当やパンを買ってくることになってしまい、主人に負担をかけることが更に心の苦痛になりました。
こんな自分なんて家族に迷惑をかけるだけ…そう思って自分をどんどん追い詰めていたように思います。
お薬もいただいて飲んでいたけれど、抗うつ剤というのは鎮痛剤や風邪薬のように即効性のあるものではありません。分かっていても、薬が効かない、治らない、それに苛立って布団の中で泣いてしまう夜も何度もありました。

病人扱いしなかった家族に感謝

その頃を振り返ってみて、ありがたかったと感じるのは、主人が必要以上に私を病人扱いをしなかったことでした。その当時は、もう少し心配してほしいと思ったこともあったのですが、料理ができなければできないでいいじゃないか、体がきつければ寝ていればいいじゃないか、出来ることだけを無理せずに生活していればいい、そうしたらそのうち治るよと言って、たいしたことじゃないという態度で接してくれていたので、私もだんだんと深刻に思い悩むことはないような気になって行ったのかもしれません。
その年の年末には、ごく普通に買い物をしたり、新年を迎える準備をしたりしながら、あぁ私、治ってきてる?と感じられるようになっていました。
もし今、自分や家族がうつ病にかかっている方がいたら…うつ病は心の風邪、だからゆっくり休めばきっと治るから、どうか深刻になり過ぎないで、そうお伝えしたいです。きっと大丈夫、だから焦らずに、と声をかけてあげたいです。。

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